bjリーグ
バスケの手に戻ったさいたまスーパーアリーナ

今シーズンのbjリーグオールスターはさいたまスーパーアリーナで開催された。3階席は潰されていたが、それでも14,011人を集め、大盛況の中で行われた。オープニングセレモニーで埼玉県知事は天井から吊り下げられた電光掲示板を指差し「これは2006年世界選手権以来はじめて使いました。毎年使われないのにメンテナンス料ばかり払っています。久しぶりなのでもしかすると誤作動が起きるかもしれません(笑)。ぜひ年に1度でも良いのでバスケットをこのさいたまスーパーアリーナで行ってください」と挨拶。
5年半振りにバスケットの手に戻ったさいたまスーパーアリーナ。やはり見やすいという声があちらこちらで上がっていたが、それはもちろん世界選手権のため、バスケットを考慮して建設されたからであり、このアリーナこそがバスケットの聖地とならなければいけない。

試合の方は、1Qからダブルスコアとなる20点差をつけWESTのリードのまま試合は流れていき、結局120-93でWESTが大勝。そのWESTの中でもリン・ワシントン(大阪)やマイケル・パーカー(島根)の存在感あるプレイや青木康平(大阪)、並里成(沖縄)のパスワークには歓声が沸いていた。序盤から追う一方だったEASTだが、地元埼玉であり、ダンクシュートコンテストを優勝したジョン・ハンフリー(埼玉)が豪快なダンクからバスケットカウントを狙い諦めないプレイを魅せた。両チーム41番をつけたEASTリー・ロバーツ(長野)、WESTランス・オーレッド(滋賀)は、派手さはないが堅実なプレイでゲームを引き締めた。

MVPには21得点、10リバウンドと唯一ダブルダブルを記録したリン・ワシントンが受賞。MIPはEASTからジョン・ハンフリーが選ばれた。
また、ダンクコンテストは前述の通りジョン・ハンフリーが、スリーポイントコンテストは青木康平がそれぞれ優勝。

14,011人。定かではないが、国内バスケリーグでは最多の集客数ではないだろうか。この数値と昨日行われたNBAレギュラーシーズンの平均集客数を比べてみた。全米各地で11試合が行われ、上はシカゴで21,962人、最低でもヒューストンで11,676人とどの会場も1万人を越えている。そして昨日のNBA平均入場者数は14,884人。比較すれば一目瞭然、昨日のbjリーグオールスターはNBAと肩を並べる数字であった。
さいたまスーパーアリーナの使用料は約1,000万円。14,000人が平均3,000円のチケットを購入したと仮定すると4200万円。その他運営費を2,000万円と見積もっても、1200万円の黒字となる。さらにスポンサー費やイベントスペース出店料、BSフジでの放映料を見込むと何とも安泰なリーグに見える。
14,000人を集めた実績と収支が好成績であるならば、これをレギュラーシーズンも含めて継続できるようなビジネスモデルをbjリーグが提唱し、新リーグに投げかけてイニチアシブを取っていくべきだ。もちろん対極には潰れたチームがあり、今なお3桁の集客しか見込めず瀕死状態のチームがある事実もある。
7年が経ち、チーム数だけが年々増え続けてる中、未だに見えないbjリーグのリーグとしての方向性。1万人を越えた今こそ、しっかりと見定めていただき、プロバスケリーグの在り方を証明して欲しい。





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