海外バスケ
一般人(前編)
「一般人」とは栗原佑太選手のブログタイトルである。日本でのバスケ経歴は特に全国に出場したわけでもなく、大学こそ早稲田大学とバスケ界でもその名は通っているが一軍経験はない。これを見ているバスケ選手と同じくらい。まさに一般人である。
ひょんなことからアメリカに渡り、そして今回ペルーでプロバスケ生活を始めることになった栗原選手。4年半のアメリカ生活を終え、ペルーへ行く前のいろんな手続きのため久しぶりの帰国。
USTREAMでランチ風景を公開しながら、愛する地元(武蔵野市)で気楽なインタビュー。ペルーについては「No Idea!」らしいので、アメリカでの生活や日本で見たバスケについてなどを語ってもらった。
料理教室にハマってます。笑
- 栗原選手:何でも良いから日本のご飯を食べたかったです。笑
- 栗原選手:基本、自炊です。料理作るのが好きなんです。インターネットで見れる料理教室にハマっちゃってます。笑
- アメリカでも米は食べられるけど、そこまで日本食を欲していたか...。笑
- 栗原選手:でも、ペルーのご飯は日本人に合ってるみたいなんですよ。
(後日からペルーからメールが届き、「結構おいしくて、全くはずれもないです」とのこと)
ペルーリーグ契約経緯
- さて、ペループロバスケチームとの契約が決まった経緯は?
- 栗原選手:アメリカでの良かったゲームのMIXテープとキャンプに参加した時のテープをエージェントを通じて渡してもらって、ペルーリーグに受けいられ、契約することができました。
- 栗原選手:NYとD.C.で行われたヨーロッパ等の諸外国へ向けたトライアウトキャンプです。ワシントンD.C.では結構良いパフォーマンスができました。アベレージも17〜8点くらい獲って、アシストも10本以上出してたし、良かったです。それを見たエージェントの方も気に入ってくれて、すぐにコンタクトをもらって他の海外も探してくれてたのですが、その前にペルーリーグが決まってしまいました。でも、とりあえずペルーで成績を残して、良かったプレイを送ってくれればまた探してくれると良い流れができはじめています。京都のセンター、ジョン・クリフォードをエージェントしているそうです。
- 海外のリーグを視野に入れているようだけど、どこか目指しているリーグはあるの?
- 栗原選手:アメリカ人がすぐに名前を挙げる国に行きたいですね。スペイン、ドイツ、フランス。その他にもオーストラリアとか、リーグがしっかりしているところに行きたいです。アメリカはNBAかDリーグ以外はもういいです。笑
- ペルーがどんな環境かは分からないけど、NYのストリートも凄かったんじゃないの?
- 栗原選手:プレイ中は恐くないですが...。キングダムでのゲームになると2000人くらい観客がいるんですよ。マジ、恐かったです。人が溢れかえってました。ちょっと良いプレイするとその観客が沸き、鳥肌ものです。逆に悪いプレイだと、罵声を浴びせられます。ブロンクスにあるワトソンパークでは、僕らは昼間の試合だったのですが、その日の夜の試合には発砲事件がありました。客が興奮すると銃を撃ったりするんですよ。良いゲームだと特に......。
- 栗原選手:やることをやるしかない。自分の夢はペルーじゃないんでね。日本の子供たちがプロバスケ選手になりたいって思えるようになりたい。子供の頃、将来の夢はプロ野球選手って言ってたのも、好きなことをしながら生活ができ、車も買えるし、自由に使えるお金が手に入る。バスケにその環境はまだない。それが他の国ならばできるってことを証明できたら、子供たちもバスケに夢を持ちやすいかなって思ってます。そのための第一歩として、ペルーではやってやろうって思ってます。

bj、JBLを見た感想
- 帰国してからbjリーグやJBLを観戦したらしいけど、その感想は?
- 栗原選手:メチャメチャ巧いですよ。個人的な意見としてはbjリーグの方が見ていておもしろかったです。将来的に日本のバスケをおもしろく見せたいのであれば、若い選手たちはbjリーグに行くんじゃないかな。JBLは日本のバスケってのがモロだからね。「オレだったらこうするな」っていうプレイが多かったのはJBL。逆にbjは(青木)康平さんだったのもあるけど、勉強する部分が多かった。どちらかというとbjの方がアメリカっぽい。僕みたいのが言うのも何ですが、どっちもコーチが変わらないとダメだと思います。プレイヤーやリーグがどうこうではなく、全てはコーチの責任だと思う。
- それは同感。選手は素材だから生かすも殺すもコーチ次第。良い素材はいっぱいいるのになぁって思う。
- 栗原選手:たぶんですが...。高い金払って外国人を取ってきたから働いてもらいたいのは分かるけど、もっと良い日本人選手がいるし、ゲームで使わないとダメですよ。当たり前のように外国人にプレイタイムが与えられるせいで日本人選手の闘争心も無くなってしまってるように見えます。一番良いのは、練習中にマッチアップする外国人選手を倒せば、自ずとプレイタイムも変わってくるんじゃないかな。今はチャンスも与えてないだろうしね。日本のコーチの中で注目しているのは前田顕蔵氏。高松のアシスタントコーチをやってます。彼は期待して良いと思います。要チェックですよ!
- 栗原選手:さっきの意見に矛盾するけど、日本人っぽいプレイです。笑
- 栗原選手:うーん、彼らはシュートを打たなすぎです。ターンオーバーをしちゃうかもしれないけど、僕は打てるんだったら打ちます。NYではどの選手もテイクすること(突っ込んでレイアップすること)を第一に考えてます。それがNYのカッコイイところでもあります。しかし、プロ選手になるとあまりそれはやらないです。行けるんだけど無理はしない。その判断力も大事です。NYのジム(体育館)で練習していた他のアメリカ人よりも少し判断力が良かったので、プロに入ることができました。あとはディフェンスかな。そうそう、周りのプレイヤーを生かすことができるのも通用します。
次回(3/31UP予定)はアメリカでのマイナーリーグ経験やコーチの明確な指示についてなどをさらに語ってもらっています。