ストリートボール
プロフェッサーインタビュー:基礎練習が大事!コートで会おうぜ!!
いよいよ来週8/17(火)大阪市中央体育館、8/19(木)有明コロシアムにて「STREET2ELITE」が開催される。それに先駆けすでに来日を果たしているプロフェッサー。精力的にプロモーション活動を行っており、クラッチタイムでもインタビューをさせていただいた。今回、対戦するSOMECITY goes to S2Eのメンバーからもらった質問もぶつけ、1時間という枠を若干オーバーしてしまったが、楽しく、そしてアツく語ってもらった。
マレーシア経由で日本へ
- プロフェッサー:おぉ、そのことか!2010年は変わる年なんだ。まずは髪型からだね。笑
- 坊主頭だったtwitterのアイコンを見慣れていましたし、来日後、急にアイコンが変わったら髪が伸びていたので衝撃を受けました。笑
- プロフェッサー:良く見てるね。ん?クラッチタイム......おぉーあのクラッチタイムか!コメントしてくれて誰か分からなかったけど、これでやっと分かったよ。
- いつもありがとうございます。時差ボケとかはありませんか?
- プロフェッサー:日本に来る前にマレーシアにいたので大丈夫だよ。マレーシアではAND1の3on3トーナメントが開催され、そのエキシビジョンマッチで子供たちとプレイして来たんだ。すごく楽しかったよ。
- (インタビュー前に朝食としてカップラーメンを食べていたので)マレーシアや日本でも主食はカップラーメンなのですか?笑
- プロフェッサー:アメリカにもあるファストフードがいろいろあるから食事はそこで食べてるよ。日本食(アジアンフード全般)はちょっと苦手...。ただのバケーションじゃないから食べることも仕事なんだけど、なかなか食生活は苦労してるよ。
STREET2ELITEはとても良いフレーズだ
- 今年も日本に帰ってくることができました。再来日を果たすことができた率直な感想を聞かせてください。
- プロフェッサー:実は昨年が最後だったということを知らなかったんだ。だから、また日本に帰ってこれて本当にうれしい。日本のファンはすごく盛り上がってくれるのですごく感謝してるよ。もし今年、日本に帰って来れなかった"Shame(恥)"だよ。だから絶対に日本には帰って来たいんだ。
- プロフェッサー:大きな違いはオーガナイザーが違うこと。アメリカの場合は新しいことを求めて一貫性が無くなってしまうが、日本は同じオーガナイザーが継続的にひとつの目標に向かってやってくれているのが一番素晴らしい点だ。日本には年に1回しか来るチャンスが無いので僕らにとってもスペシャルなんだ。アメリカのカルチャーを日本のファンが理解し盛り上がってくれるので、日本でプレイするのは大好きさ。
- AND1mixtape tourか「STREET2ELITE」に変わりましたがネーミングの印象は?
- プロフェッサー:ストリートボーラーたちのほとんどが郊外から登り詰めていく。誰しもが持っているストリートでのバックグラウンドが「STREET2ELITE」という名前に集約されている。とても良いフレーズだと思うよ。
- ネーミングされたスポーツビズさんに伺いますが、本当の意図は?
- スポーツビズ:プロフェッサーが言ってくれたとおり、ストリートからトップまで道がつながっているということです。最初はみんなストリートでバスケを始めており、今回元NBA選手やBALL UPと戦うようなチャンスを分け隔て無く、みんなにチャンスがあり、みんなに上に行ける機会をという意味で表現しました。だからBALL UPの選手たちがエリートという括りではなく、みんなが同じようにトップを目指すチャンスがあるという風に考えています。このことについて、プロフェッサーと話したわけではないのですが、同じことを考えてくれていてビックリしました。
BALL UPの方がバスケを魅せることができる
- AND1 MIXTAPE TOURからBALL UPに変わった経緯とBALL UPの活動をお聞かせください。
- プロフェッサー:自分たちがやってることは変わらないんだけど、母体となるAND1の時はアパレルのプロモーションとしての役割が大きく、アンダーグラウンドだった。しかし、BALL UPはバスケのエンターテインメント部分を前面に出すことができるし、何よりもバスケットボールのゲームが中心になる。自分たちのバスケを魅せるにもBALL UPの方が最適なんだ。
BALL UPは今後、FOX TVで放送されることになる。これまでのAND1のようなドキュメンタリーではなく、キチンとしたゲームを放送していくことがひとつ。もう一つは、来年から全米5都市を回るツアーを予定してる。その他にもまだ未定だけど海外で5回のツアーを行いたいと思ってる。バスケの試合を魅せることが一番の活動になるね。
- プロフェッサー:もちろん日本には来たいよ。今回の「STREET2ELITE」だってコラボレーションではあるけど、BALL UPの活動の一環だよ。
デニスはクラブで見かける程度だが、トレーシーは良き友
- デニス・ロッドマン、トレーシー・マレーとともに今年はさらにエキサイティングになる予感がしますが、この元NBA選手と一緒にコートに立つことについてどのように感じていますか?
- プロフェッサー:2人もNBAのレジェンドであり、とても光栄なことだ。デニスはピストンズのバッドボーイズであり、ブルズではジョーダンと一緒にプレイしてNBAで優勝した素晴らしい選手だ。トレーシー・マレーは故郷が近く、彼を見て育って来たんだ。まさか一緒にこうしてプレイするとは思ってもいなかったけど、今回このようなチャンスを得られて本当に光栄さ。
- ロッドマンのバッドボーイズ時代の話が出ましたが、あの頃のタイトなパンツを今思うとどう感じますか?
- プロフェッサー:あははは。今思うと「うっ」と思うこともあるけど、やっぱりその時その時に流行があるからね。20年後を考えたら、今のスタイルだって笑えるかもしれない。その時はクールだったんだよ。
- プロフェッサー:ないないない(笑)。でも僕らも2000年頃はソックスにかかるくらい長いパンツを履いていたじゃないか。今考えるとクレイジーロング!笑
- デニス・ロッドマンやトレーシー・マレーとは連絡を取り合ったり、もしかしてすでに一緒に練習してるのですか?
- プロフェッサー:デニスとは会ったことがなく、クラブで見かける程度だよ。でも、トレーシーとは良き友なんだ。BALL UPのCEOであるスペンサーが彼と"いとこ"なので、そのつながりで一緒に食事をしたり、電話をしたりする仲だよ。でも、最後に話したのは半年ほど前だから、今回のことについてはまだ何も話してない。これからだね。
- ロッドマンをクラブで見かけたそうですが、その時の印象や体つきはいかがでしたか?
- プロフェッサー:彼はすごく楽しそうにしていたよ!さすがにNBAでの現役時代のようにシェイプされているわけじゃないけど、コンディションは良さそうだ。トレーニングはしていると感じたね。
プレイタイムがもらえず夢中で練習していた学生時代
- 改めてプロフェッサーのバックグラウンドについて伺います。どのようなきっかけでバスケを始めたのでしょうか?
- プロフェッサー:バスケにはいろんな魅力がある。ファッションやカルチャーとしてのカッコ良さもあるし、もちろんバスケ自体の楽しさもある。僕の場合は父親がすごくバスケに対して情熱を注いでいて、物心付く前の2〜3歳にはもうバスケを始めていたよ。僕自身が本当にバスケに興味を持ち始めたのは、ラリー・バード(元NBA選手であり、1992年ドリームチームメンバー)のバスケクリニックに参加した小学校5年くらいからだね。
その後は公立高校に進んだけど、背が小さいからなかなかプレイタイムがもらえなかった。高校2年の時、大概の選手は1軍に上がれるのだけど僕は入れず、奮起して練習ばかりしていたよ。プレイタイムがもらえないならばと、私立のセーラム高校へ編入したんだ。そこでようやく練習の成果を分かってもらえて、平均20得点/7アシストと活躍することができた。だけど、その後も大学からの誘いはなく、地元のシュメケタ ジュニアカレッジに進んだけど、またそこでもなかなかプレイさせてもらえなかった。でも2003年に、デビッド・アブデルハルデンコーチが僕の才能を見出してくれて、そこから少しずつ変わって行ったんだ。
- プロフェッサー:14歳の頃が最初で、ちょうどAND1 MIXTAPEが出始めた頃。そして、AND1に出たのが2003年の19歳の時。AND1に入るきっかけになったゲームは、最初はただ見に行くだけということだった。その時にAND1が選手を探しており、たまたまチャレンジしたら受かっちゃった。実はOPEN RUNがあることさえも知らなかくて、現地に行って本当にたまたまチャレンジしただけなんだ。タイミングが良かったよね。
- 2004年から来日し、日本の選手たちとマッチアップしてきましたが、印象に残っている選手はいますか?
- プロフェッサー:誰か一人を挙げることは難しいけど、プロ選手たち(bjリーグ)とゲームするようになった頃から、日本人はしっかりとしたバスケをしてくるという印象が残ってる。
今こそファンダメンタル(基礎練習)を見直すべきだ!
- 2004年から毎年日本でプレイしていますが、ストリートボールシーンが変わって来ていると感じる部分や物足りない部分はありますか?
- プロフェッサー:最初はストリートボールのスタイルに慣れていないという印象だったけど、このスタイルにも慣れてきているし、日本の中でストリートボーラーが増えてるんじゃないかな。マッチアップしているとそう感じるよ。
逆にトリックが魅力というのも分かるけど、もっとファンダメンタル(基礎)を大切にした方がいいね。僕自身も基礎練習は今でも大切にしているし、その上でトリックプレイができるようになった。今こそファンダメンタルを見直すべきだ。トリックプレイが注目されているからこそ、基礎をおろそかにしたらいけない。
- その基礎はストリートボールとバスケットボールは別のものでしょうか?
- プロフェッサー:基礎はNBAでもストリートでも全て共通しているよ。顔を上げてドリブルすることやディフェンスの時は腰を落とすことなど、どのレベルでも同じことさ。そういった基礎をしっかりやることこそ大切なんだ。
対戦相手はコートに行って知る。ストリートなら当たり前であり、それが魅力
- 対戦するSOMECITY goes to S2Eの情報はすでに何かありますか?
- プロフェッサー:対戦する選手はコートに行って知る。ストリートなら当たり前だよ。コートで体をぶつけて語り合えば、言葉の壁を越えて全部分かるよ。ストリートの魅力は誰とやるかわからないことなんだ。それがあるから全世界共通してバスケを通して対戦することができる。
- 逆に対戦するSOMECITY goes to S2Eのメンバーからいくつか質問をもらってきました。
- M21「ストリートボールとはこうだ!と言う自身の考えをお持ちなら教えてください」
- プロフェッサー:重要なのはゲームとエンターテイメントの部分があるので、そのバランスをしっかり考えてプレイすることを一番心掛けてるよ。ただバスケをするだけでもダメだし、エンターテイメントに偏ってもいけない。両方が合わさって自分のスタイルを確立させることを日々考えている。とはいえ、なかなか難しい質問だね。
- Y2「プロフェッサーにとってバスケットとは何ですか?」
- プロフェッサー:それが全てさ!
率直に言っても「全て」としか言いようがない。テンションが落ちていてもバスケをすれば、自分を取り戻すことができる。趣味は?と聞かれれば、バスケと答えるし、まさに全てだよね。
- TAKU「バスケをするモチベーションはどうやって作っていますか?」
- プロフェッサー:良い質問だね。僕のことをメディアなどを通じて知ってる人たちを驚かせたいというのが一番のモチベーション。特にバスケを通じて、子供たちに良い影響を与えていきたいね。
- ぬま「今までマッチアップした中で1番スゲーと思う選手は誰ですか?」
- プロフェッサー:一番手強かった相手はBAD SANTA(残念ながら今回は来日せず)。
2004-2005年は彼とマッチアップしなければいけなかったのだが、その時BAD SANTAは絶頂期で僕はまだ若かったから苦労したよ(笑)。BAD SANTAは速くて強い。その両方を兼ね備えている選手なのでやりにくい相手だ。でも彼とのマッチアップにより、僕はすごく成長できた。プロとしての最後のステップを教えてくれたのはBAD SANTAだし、とても影響を受けているよ。
- TANA「どんなドリブル・ハンドリング練習をしてるの?」
- プロフェッサー:ひとつのムーヴが完璧にできるまで、何回でも練習する。自分にとって自然な状態になるまではずっとやり続けるよ。他の選手たちは見てちょっとやるだけかもしれないけど、ずっとやり続けることが重要だと思ってる。
- MONEY「今回日本代表と試合をするにあたってどう思う?」
- プロフェッサー:日本でもどこでもやることは変わらない。モチベーションがあって、それに突き進むことはどこで誰とプレイする時でも変わらない。
コートで会おうぜ!
- 逆にプロフェッサーからSOMECITY goes to STREET2ELITEに言っておきたいことはありますか?
- プロフェッサー:.........No。特にないよ。マッチアップすれば分かるからね。コートで会おうぜ!
- 最後に大勢のファンの方に対して何かメッセージをお願いします。
- プロフェッサー:7年間ずっと来日しているけど「支えてくれてありがとう」という感謝の言葉に尽きるね。それに対して、自分の持っているものを全て魅せることを約束したい。大阪、東京で会おうぜ!!
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