ストリートボール
デニス・ロッドマンを師事するニューカマー"WORM"(前編)
デニス・ロッドマンを憧れてWORMと名乗ること分かった前回。ロッドマンだけならず、UNDERDOGのM21もまた、ロッドマンと同じようにコート内外のギャップに惹かれたと言う。そんなWORMは5/23(日)LEGEND STAGE2「NEXT BALLER'S SELECTION」にも登場し、一気にメジャーに飛躍することができるか!?そんなWORMのこれまでのバックグランドを語ってもらった。
あのギャップに憧れて...
- やはりそうでしたか?法政大時代も背番号91番でしたが、その時からロッドマンが好きだったのですか?
- WORM:いえ、もっと前の中学時代からロッドマンが好きです。ストイックなのに素行が悪いというギャップに憧れてました。あんなにハデなことをしてるのに、キチンと結果を残すところは、プレッシャーに強いんだろうなこのロッドマンという男はと思い、魅了されました。ロッドマンみたいな選手になりたいと思って、中学校の頃のリバーシブルとか背番号を選べるならば91番を迷わず選んでました。
- すごく良く分かります。勝った試合では観客の子供にユニフォームを必ずプレゼントしたり、ボランティア精神も旺盛なんですよね。あのギャップは僕も好きです。でも、中学生の頃はリアルタイムではないでしょ?
- WORM:そうですね。BSでたまにやっていたダイジェスト映像を見て知り、バスケ雑誌を見たりしました。ロッドマンの自伝「ワルがままに」も大学で読んで、そのおかげでバスケに対する意識がそうとう変わりました。チームメイトがシューティングしている時に、自分の役割であるリバウンドの位置を確認しているとかの徹底ぶりは、本当にすごいなって思います。できることならば、ロッドマンには会ってみたいですね。
リバウンド美学を追求
- ロッドマンから受けた影響を実際にコートではどのように生かしてますか?
- WORM:やっぱりリバウンドですね。大学時代は一番にリバウンドを獲ろうって思ってましたし、リバウンドがカッコイイって思いました。リバウンド美学じゃないけど、リバウンドで盛り上げてやろうって思ってました。
- WORM:まさしくロッドマンじゃないですか!ロッドマンもNBAでは小さい(200cm前後)のにどうやってリバウンドを獲るんだろうって、ビデオやYOUTUBEを見て研究しましたね。今日(5/12:SOMECITY第5戦)もロッドマンのYOUTUBEを見て、モチベーションを上げてから試合に臨みました。好きですねー。
- ということは今後、見た目もロッドマン化していくのでしょうか?
- WORM:アハハ。さすがに赤頭とかレインボーとかにはできないですよ。見た目ではなく、考え方とかがすっごくカッコイイです!
- あらためて現在ストリートで活躍しているチーム「UNDERDOG」に入ったきっかけは?
- WORM:大学時代から仲良かったMONEYに誘われたのがきっかけです。M21も知ってましたが、最初はスゴく恐くて...。挨拶程度はしたことがあったのですが、見た目が恐かったのでMONEYに誘われたはいいけど、ぶっちゃけ最初はイヤだなって思ってました。
その後、UNDERDOGの練習に参加する機会があったのですが、そこでM21にはじめてキチンとお会いしたら「話が違うな...」と。僕が思っていたM21の印象とは全然違いました。ビックリするほど優しくて、今では頼れるアニキとして慕ってます。しかもコート内と普段のギャップがスゴイです。普段は仏のように優しいのに、コート内で鬼になるのがヤバいです。尊敬してます。

ストリートで精神力が強くなる
- WORM:ストリートは全然雰囲気が違いますね。僕は競技バスケしかやってきてませんが、もう別物です。競技バスケで培ったものが、多少はあるかもしれませんがそれだけでも通用しないし、全然違います。何よりも責任感が違いますね。ストリートでやってると精神力が強くなる。一人一人、気持ちを持って挑まないと負けてしまいます。3on3と人数が少ない分、戦う気持ちが大事になりますし、競技バスケとのギャップを感じています。でも、まだまだこれからです。この舞台に慣れて行って、活躍していきたいです。
- ストリートの盛り上がりやレベルをどう感じてますか?
- WORM:やはり競技バスケで有名じゃなくても、うまい選手が多くてビックリしてます。これまで競技バスケをしてるとストリートとの接点が無かったのですが、実際に一緒にプレイするとレベルは普通に高い。能力ある選手がゴロゴロいます。
(例えば名前を挙げるとしたら?)強いて挙げれば、K-TAはすごいです。カリスマ性があります。ストリートボーラーってカリスマ性が必要ですよね。強い意志を持っていながら、セルフィッシュなプレイをするわけでもなく、さらにお客さんを盛り上げるパフォーマンスを考え、それらがうまく融合しているのがすごくカッコイイです。
してやらえた...小野龍猛
- 5/5のHOOP IN THE HOOD(以下HITH)では、同期の小野龍猛選手とマッチアップしました。その時に小野選手は「逆に緊張した」と言ってましたが、WORMはいかがでしたか?
- WORM:まず...。あの日、駅に小野龍猛がいたんです(笑)。「お前何してんの?」って言ったら、「バスケの大会に出る」って...。それでHITHに出ることを知りました。さらに「どのチームで出るの?」と聞いたら「OGN」...って初戦で当たるじゃんって言ったら、向こうは知ってたようで、わざと連絡してこなかったんです。コイツー!!って思いましたね。笑
現役時代から龍猛だけはイヤでした。ちょっとキツイ相手でした。僕も気持ちは強い方なんですが、龍猛にはかなわないと思ってました。プライベートでも仲が良いのですが、まさか何も言わずにストリートに出てくるとは...。そして、案の定何もできませんでした。気持ちで負けちゃいましたね。
次回(5/21予定)は、WORMがバスケを始めたきっかけ、そして何度もバスケを辞める決意をしていたにも関わらずコートに戻ってきた転機をご紹介。