ストリートボール
LEGEND開幕反省会「0からのスタート」前編

4/17、LEGEND開幕戦が終わった翌々日、早々にスタッフを招集して反省会が開かれた。
「SUPER FIGHTはお褒めの言葉をいただきましたが、あれがLEGENDの標準。本来ならばさらに盛り上がるはずだったのですが...」と、LEGENDプロデューサー秋葉氏。軸として考えていた王者CHIHIROが開幕2日前のケガにより戦線離脱。万全の体制で挑んでいたが、土壇場で掛け違えたボタンを修正する余力は無かった。
開幕戦を振り返ってもらうとともに、改めて新生LEGENDをスタートさせた理由、そして今後へ向けて、秋葉氏にたっぷりと語ってもらった。


魔法をかけきれなかったマッチメイク

開幕戦......。悪くは無かったけど、CHIHIROのケガは想定を越えていた。本人も反省しきりだったけど、王者を軸に作って来ただけ合って、そこは残念だった。
LEGENDは見てもらって分かるようにガチバトルなので、そこにエンターテイメントというエッセンスを加えるには、マッチメイクの比重が大きくなる。当たり外れはあるが、4年間のノウハウでその精度は高くなってきている。初戦の仮エース・MATSU・YAMA 45-44 TAIKI・MZ・K2Oは、いつも狙っているハイスコアのクロスゲームを提供できた。
トーナメントはいくつものストーリーを事前に考え、いろんな結果を想定しながら精密な作業をしていたのだが、CHIHIRO欠場による破綻は厳しかった。前日オファーでも快諾してくれたSOGENはよくやってくれた。替えの効かない個人戦、ギリギリの線を狙うマッチメイク、ひとつ狂うと計算が立たなくこともある。
ただ、一生懸命準備してきた中でのケガであり、計算が狂ったとしてもボーラーたちには一切責任はない。スポーツイベントとしては致し方無い部分であり、ひとつも外さないように最善を尽くすのがプロデューサーである僕の仕事でもある。
バスケレベル、キャラクター、人気度、対戦相手との相性など全てひっくるめて生み出すのがマッチメイクという仕事であり、ボーラーたちに魔法をかけている。開幕戦に至っては、魔法をかけきれなかった。

JBL選手を呼ぶことに意味があるわけではない

一方で、一番苦労した「SUPER FIGHT」が実現したことは良かったこと。バスケ界全体を考えても「SUPER FIGHT」が持つ意味は大きい。
実はLEGENDを知り尽くしている主力級のATSUSHI、YOSK、KENTAROには、本戦に出てもらった方が盛り上がる計算は立ちやすい。そのリスクを覚悟しても「SUPER FIGHT」に重きを置いて臨んだ。
JBL選手を呼ぶことに意味があるわけではなく、ファンをバスケ界全体に回流させることに意味がある。JBL選手がこの舞台に立って「ハンパねぇー」と思わせないと成功ではない。だから、JBL選手ならば誰でも良いというわけではなく、今回出場した栗野選手、蒲谷選手(ともに三菱電機)、阿部選手(レラカムイ)のようにバスケを盛り上げたいという意識やLEGENDで栄える選手を探して参戦してもらった。その中でファンの方々が、プレイやガタイの違いも含めて大きな衝撃を受け、彼らを記憶に留めてもらっただけでも、ひとつ大きな狙いは達成できた。JBLシーズンが始まったら、ぜひ彼らの舞台でそのプレイを見に行って欲しい。それがLEGENDの狙いでもある。
JBL選手がLEGENDの土俵に降りてくれて、本気でやってくれて、結果負けて、「悔しかった」とコート上で発してくれたことが一番うれしかった。彼らには本当に感謝している。

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バタバタのまま迎えてしまったファイナルマッチ

最後の三つ巴戦はしょうがない。イベント前半で生じた空回りのままチューニングできなかったことは、LEGEND全体のミス。
また、選手も緊張していたのか、疲労度が尋常じゃなかった。さらに、三つ巴戦へ向けてのドラフトは身長+体重の合計値の低い順から選手を選べるのだが、1位指名権を得たYOHEIが最初にピックしたMATSUが土壇場で軽い肉離れのためにストップがかかった。SUPER FIGHTで盛り上がっているステージ裏では、バッタバタで再びドラフトをし直すという想定外なことが重なった。ちょっと入れ込み過ぎたね。選手もそうだし、僕もそうだった。漲りすぎて空回りして、今考えればフワフワしてた。
三つ巴戦の2勝先勝案もあった。どうしても三つ巴戦は最後に出てくるチームが不利になる。今回のM21もそうだった。2連勝してもチャンスが巡ってくることを考慮し、想定している以外での不利が少ない3勝先取に落ち着いた。単なるリーグ戦案もあった。でも、裏で待ってるチームが優勝したら見てる方が腑に落ちないでしょ。1on1で勝負を決める案も出たけど、LEGENDは仲間を活用することも必要だろう、という部分もあり、様々なシミュレーションをして俯瞰的に見ても、逆転のケースが多い3勝に落ち着いた。これを軸にテンポ良く進めていかないといけない。

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休憩時間の延長、高みの見物を

これまでトライアウトから合格するのは1人か2人。それ以外のボーラーの可能性を僕らも見てみたいので、期待しているボーラーをNEXT BALLER'S SELECTION(以下NEXT BALLER)に上げ、LEGEND BALLERSと比較し、その水準を試している。NEXT BALLERは前座試合なのだが、トーナメントで戦うボーラーたちを休ませることを考えると、合間に入れるしかない。
これまでのLEGENDは開演してからヨーイ、ドンでFINALへ突っ走るジェットコースター型だった。新生LEGENDは楽しんだり、休んだりするタイミングをお客さんそれぞれが好きなように使って欲しい。DJタイムもたっぷり20分取ってるので踊ったり、飲食したり、コミュニケーションを図ったり有効活用できる。言わばNEXT BALLERは休憩時間の延長だと思って、ゆったりと高みの見物をし、投票してもらえると良いだろう。
これまでのルーキーは、オープンスペースで経験値を積み上げていく時間があったけど、いきなり注目されるのはちょっとかわいそうだった。また、投票結果だけに委ねてしまうと、勝つというモチベーションやボーラーたちのキャラクターも打ち出しづらいというのは反省点であり、改善点。


足早に開幕戦の反省点を秋葉氏に述べていただいた。次回(5/10予定)は、LEGENDはなぜ生まれ変わる必要があったのかに迫る。

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    5/23(日)STAGE2@ディファ有明 チケット発売中




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