ストリートボール
「QUAI54」とは?「THE RISING SUNS」とは?

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バスケ男子日本代表監督は公募を行い、チャンスを広げた。選手にも日本代表に入るチャンスがあることを知っているだろうか?
といっても、こちらはストリートボールの話。ストリートボール日本代表「THE RISING SUNS」の2回目のトライアウト(参加費1000円)が2010/2/27(土)19時より世田谷区・大蔵第二運動場にて行われる。事前エントリーは必要なく、ヤル気さえあれば誰でも挑戦できるので、思い立ったボーラーたちは会場へ行くべし。
この日本代表「THE RISING SUNS」が挑む舞台はフランス・パリで開催される「QUAI54」なるストリートボールのワールドカップ。地元フランスプロリーグの選手やスカウト、本場NYのストリートボールチームなどもやってくるレベルの高い大会であり、ジョーダンブランドが全面的にバックアップする世界唯一の大会。ストリートボールと書いてはいるが、海外志向やレベルアップしたい全てのバスケ選手が注目すべきである。
昨年、フランスへ渡る前に初代「THE RISING SUNS」のインタビューを再録。「QUAI54」とは?「THE RISING SUNS」とは?


2009/6/16収録
6月27日、28日にフランス・パリで開催されるストリートボールのワールドカップ「QUAI54」。筆者自身、この大会の存在は全く知らなかったが、海外志向の高いボーラーたちにとっては喉から手が出るほど出場したい大会のひとつであり、レベルの高さは文句ないようだ。さらに、バスケの神様マイケル・ジョーダンのブランドが主催する大会とあって、全世界から注目されている。そんな「QUAI54」へ挑むサムライ達は「THE RISING SUNS」。都内某所で行われたフォトセッションの合間を縫って、詳細を伺って来たのでご紹介しよう。
上部写真:左からジェイソン、ST、M21、TAKAKU、Mr.FREE、MATSU、ATSUSHI

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オーガナイザーのジェイソン・ハトスン氏に「QUAI54」に出場するきっかけについて聞いた。
「フランスのプロバスケ選手であり、友人のヤーズとよく一緒にプレイしているんだ。彼が日本に来たときには、代々木公園でもプレイすることもある。このヤーズに会うためにパリへ行った時、フランスのバスケコミュニティーをいろいろ紹介してもらっていた。その中で、QUAI54の会長と会う機会があり、アジアのコーディネーターを探していたという話をもらったのがきっかけ。僕は昨年の北京オリンピックでも、HOPE81というNGOでスポーツ親善大使としてストリートボーラーを派遣し国際交流を図ったり、パプアニューギニアの子供達にバスケウェアを送るリサイクルキャンペーンを行った活動を評価され、QUAI54のアジアコーディネーターを頼まれたんだ」。

そんなQUAI54のレベルはと言うと、過去にはステフォン・マーブリー(元ニューヨーク)やフランス出身のNBA選手、ボリス・ディアウ(シャーロット)、ロニー・テュリアフ(ゴールデンステイト)、ヤクーバ・ディアワラ(マイアミ)らが参戦。ストリートボーラーでは、NYラッカーパークで名を馳せるカリーム・リードなど錚々たる猛者どもが参戦するハイレベルな大会であることが容易に想像できる。さらに今年は、主催者であるマイケル・ジョーダン自ら訪れる可能性も大きいそうだ。このQUAI54は、最初はALLDAY同様にパリで開催されていたストリートボール大会だったが、会長がジョーダンファンであり、何とかジョーダンとつながりたいと思って大会を重ねて行ったら、運良くジョーダンブランドがスポンサーしてくれることに。年々そのスケールは大きくなり、今年は6千人以上の観客が訪れると予想され、最高の盛り上がりを見せる。ジョーダン主催のバスケイベントは、世界唯一「QUAI54」だけである。

「QUAI54」は、ストリートボールのワールドカップとして称され、フランス、アメリカ、イタリア、スイス、ベルギー、ドイツ、イギリス、西インド、カリブ海諸国、そして日本の代表チームがそれぞれ参加する。 「このチームを作るときにボーダーレスに集めようとジェイソンから聞き、bjやJBLを視野に入れて探していた。海外でプレイする上で、スキルもあり、気持ちも強く、良いパフォーマンスにつながることができる選手を幅広く探していたのだが、JBLは日本代表の活動が入っていたり、bjもプレイオフに入ったばかりでタイミングが合わず、契約上難しい部分もあり、僕自身の知っている中で、先に挙げた3つを兼ね備えた選手を集めた」とはLEGENDボーラーST。ジェイソン、STの基準にあったボーラーは、M21(LEGEND/UNDERDOG)、MATSU(LEGEND/FEB)、ATSUSHI(LEGEND/FEB)、TAKAKU(JBLリンク栃木/UNDERDOG)、Mr.FREE(アメリカ・メイン大出身)が選ばれ、ストリートボール日本代表「THE RISING SUNS」が結成された。

「QUAI54」のルールは、10分ハーフのオールコート5on5。チームファウルは3つ目からフリースローが与えられ、個人ファウルは5回で退場。しかし、なかなかファウルは取られず、小さな日本代表には厳しい戦いが待ち受けている。さらに、会長自身がフリースタイルのようなプレイを嫌うらしい。MATSUにそのことを告げると、「ヤベー、フツーに(フリースタイルを)やろうと思ってた。先に聞いておいて良かった」。このオーナーは、純粋なガチンコバスケを好んでいる。フリースタイルをやろうものならば、オーナー自ら注意しにくるそうだ。

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ディフェンスはゾーン無し。「おっ!そうなの。ヤッタネー」と1on1を好物とするATSUSHIはさらにテンションが上がる。
現在、ジェイソン・キッド(ダラス)の出身大学、カリフォルニア大学バークレー校のコーチでもあるアイヴァンコーチにより、同大学と同じトレーニングプログラムでレベルアップを図っている。「超、いいよ」とATSUSHIも太鼓判を押す。

「QUAI54」には、NBAやユーロリーグのスカウトも普通に見に来るショーケースでもあり、MTVをはじめとしたメディアも多く集まる。ここで活躍し注目されれば、一気に世界各国のプロリーグへの道も開かれる可能性もある。そんなチャンスや可能性を与えるきっかけ作りとしても期待が高まる。 「THE RISING SUNS」の目標をジェイソンに聞くと、「もちろん勝つこと」。そして、「日本のバスケを世界に知らしめて、インパクトを与えたい。まずは一回戦を突破したい。一回戦を勝つと世界のベスト8チームのうちの一角と対戦できるから、そこと戦うことが絶対に必要」と続けた。 STは「日本のバスケは世界のスタンダードから見ると、まだまだ認知されていない。この大会を利用して、自分たちから知らせに行く良い機会であり、ビッグチャレンジである。世界大会になかなか出られない国でも、こういうチームがあるんだということを見せられればと思う」と語ってくれた。

実はすでに来年以降も日本代表が出場できることになっているようだ。今回は、時間が無い中での見切り発車的な感は否めないが、何事も一歩踏み出すことが大事である。来年はもっと強いチームが作れるようにトライアウトを行い、もっともっとPRして大きな大会へ日本代表として挑むことをアピールしていくようだ。そのためにも重要な一年目の挑戦、どんなに些細なことであっても、何とか日本のチームが参加していたという証だけは残して来て欲しい。PRが少なければ、彼らの渡仏費用等々も持ち出しになってしまう。そこをスポンサーや個人的なドネーション(寄付)で募るしかないのが現状だ。現在、「THE RISING SUNS」サイトにて、売上をボーラーたちの渡航費に充てるためにTシャツとタンクトップを販売している。一回目の記念Tシャツをゲットしつつ、彼らを支える優越感に浸ってみてはいかがだろうか?

最後にSTは、「閉鎖的であり、キャリアに乗った人間しか代表に入れない日本の現状。それだけがバスケの全てでは無いことを伝えたい。今がんばっている全てのボーラーに希望を持って欲しいという意味もあってのTHE RISING SUNSである」と熱く語り、締めてくれた。極東の日出ずる国から挑む日本代表「THE RISING SUNS」が、どんなインパクトを与えてくれるかのか!?なんかワクワクしてこないか?そして、指をくわえているボーラーたちはムズムズしてこないか??

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