ストリートボール
はじめの一歩(YOSKトライアウト体験記)ー前編
LEGENDボーラーとして、SOMECITYでは勉族の一員として活躍中。Hoop In The Hood 2009を優勝したISAMUのメンバーでありMVPに輝いたYOSK。ストリートボール界では見慣れたチャラ男な風貌だが、初めて目にする人は毛嫌いするかもしれない。チャラい、軽い......卑しめる言葉はなぜかポンポンと浮かぶが早めに自粛(笑)。見た目とは裏腹にきらびやかなコートに立つまでの足取りは重い。これまでも高みを目指しながらも、一歩前に出られずにいた。
そして迎えた2010年。殻を破ったYOSKは1月だけで3度のトライアウトを受けた。前半はトライアウト直後の感想ときっかけなどを率直に話してもらった。
bjトライアウト二次選考を終えて
- YOSK:アップもしていない中、垂直跳びから始まった。体も動かしてないからみんなちょっとナメた感じでやってたら、選手全員が集められて、「そんな態度で二次選考を受けるつもりならば、どんどん帰ってもらう」と一度シメられた。その後に待っていたのが140(シャトルラン。一次選考は135往復だったが、二次選考では140往復に増加)。
- YOSK:バツ走ではないとは思うけど、アップなしで走らされた。アップなしで、もうアップアップ状態。あははは。ホンキでビックリした。
- YOSKの中での二次選考はどんなことを想定していたの?
- YOSK:せめてランニングシュートとかボールを使ったアップが用意されてると思ってた。それがいきなりシャトルラン。二次選考もこんな感じなんだって思った。しかも午前午後の二部練習。高校生並みのスケジュールだからね。昼の休憩も30分しかなかった。食った後すぐに動けない人は大変だったと思うよ。オレは平気だったけど。シメられた後は空気読んで、みんなしっかりやってたけどね。
- YOSK:もちろん!(YOSKは一次選考でも完走を果たす。完走するのは一割程度)
その走った後、ハァーハァー言ってる中、ショートコーナーから45度のところまで走っていってミートシュート。しかも、1人1分間ひたすらシュート。140まで残ったヤツは逆に損したような感じだよね。
さっき、(加藤)三彦さん(bjリーグアカデミー事業部テクニカルアドバイザー/元能代工高監督)に言われたんだけど、オレ、そのミートシュートでの記録保持者だって。ずーっとシュート入ってるなって思ってたけど、1分間で17本かそこら決めたら、今日の一番だったって言われた。その後に3Pだったんだけど、その途端に足が使いもんにならなくなっちゃって、3本くらいしか決められなかった。三彦さんにも「3Pになったら全然入らねーじゃん」って言われた。ジャンプシュートまでは「オレの評価高いんじゃねぇ」って自信あったんだけどね。
- シャトルラン完走も良し悪しだね。もしかするとそれも含めてゲームを想定したペース配分を考えろってことなんじゃないの?
- YOSK:なんか、トライアウト慣れしているヤツは、最後のゲームに合わせて体力を温存しているって言ってたなぁ。
- YOSK:もちろん、伊藤拓郎(元JBLレラカムイ練習生。アーリーチャレンジ制度により浜松と契約)、そして小淵 雅(元JBL三菱電機。単身アメリカ挑戦していたが、bjトライアウトを受け、アーリーチャレンジ制度で沖縄と契約)とマッチアップできたこと。
- ......そういう記念的なことで良かったことなの??
- YOSK:え!?あー、自分のプレイで良かった部分ね。無いッス。
- トライアウトなんだから、いくらバテてようが、勝ち残るために悪あがきをしないといけないわけじゃん。そんな状況でどうしたら良いだろう?
- YOSK:そこが難しい。ボールが無いところの動きをしても、トライアウトではパスが来ることはまず無い。ボールをもらってから1on1をしないといけない場面も多く、余計に疲れちゃう。トライアウトは難しいよね。でも、今日は本当に良い経験になった。
- 1月だけで3回のトライアウトを受けたわけだけど、どんなことを学べた?
- YOSK:経験値的には、この3回ですごく上がったと思う。遠慮してたら始まらない。(ゴールに向かって)行かないと!とはいえ、ヘルプディフェンスでデカイヤツもいるわけだから、やみくもにレイアップで突っ込まずに、そこからの動きができるようにしないといけないよね。
- YOSK:オレとしては、全然通用すると思ってる。でも、3on3と5on5は違う。自分がボールを持っていない時の動きができないといけない。
後半は2/10(水)アップ予定。
場所をバスケカフェBALL TONGUEに移動し、3回のトライアウトを経験して見えたもの、そして父との約束を吐露してくれた。乞うご期待!