東京に住んでいると、地上波テレビ放送を熱望する声を良く耳にする。日本バスケが盛り上がるためには、まずは会場を埋めることが第一なのだが、寒さが身に染みるこの季節ゆえに「テレビ放送してくれれば...」と、ぐうたらな自分が無い物ねだりをしてしまう。
島根スサノオマジックがある島根県にて観戦された方に話しを聞く機会があった。
会場は満員に近い盛り上がりということ、そして試合もさることながらニュースなどのテレビ番組に選手が登場し、年配の方々にもスサノオマジックは認知されていると言う。
そのスサノオマジックに山陰中央テレビがメディアパートナーをしているのも大きい。島根県の地上波テレビ放送枠を確認するとNHK、日本海テレビ(日テレ系)、BSSテレビ(TBS系)、そしてこの山陰中央テレビ(フジテレビ系)。昨年10月30日(日)の昼下がりに行われた大阪エヴェッサ戦が放送されたが、関東圏に置き換えるとフジテレビで生放送されたということになる。
これはスサノオマジックに限った話ではない。すでに今シーズン4度も生放送しているのがBBCびわ湖放送である。この放送局がメディアパートナーとして支えるのは滋賀レイクスターズ。毎週金曜日22:40から「GO!GO!LAKES!」なる応援番組もある。
地上波テレビ局(UHF含む)がパートナーとして支援しているチームは以下の通りである。
上記に挙げた放送局以外で、今シーズンのbjリーグ、JBL、WJBLを合わせて、地上波、BS、CS、ケーブルテレビも含めすでに放送されたもの、今後放送されるものも含めた放送局はこれだけある。
バレーボールの女子V・プレミアリーグスケジュールに掲載されているテレビ放送は、NHK-BS1、TBS(CS)、テレビユー山形、山形放送とGAORAの5つ。昨シーズンのJリーグは、スカパー!全試合放送の他には、NHK(各地含む)、テレビ西日本、BS-TBS、静岡朝日テレビ、テレ玉、静岡放送、東海テレビ、テレビ静岡、関西テレビ、毎日放送、中国放送と12局ある。知名度の違いがあるにも関わらず、バスケ界はケーブルテレビを除いてもメディアパートナー含めて18局あり、テレビ放送枠は遜色ない。放送回数は、また別の話としてではあるが...。
東京にいると気付かない日本バスケの盛り上がり具合だが、チームによっては着実に地域密着を図り、しっかりとその根を張っている。
東京アパッチの活動休止により、今シーズンより大阪エヴェッサへ移籍した青木康平選手。すでにエヴェッサの中心として活躍中の青木選手は大阪のテレビ局に密着取材された。このことは誰よりも青木選手自身が「東京では無かったこと」と驚いている。
今週末(1月28〜29日)のゲームは各リーグともに地上波&BSでのテレビ放送が控えている。
全国各地で放送されるテレビは、チームや選手はもちろん、ファンにとっても良きPRとして活用したい。選手は最高レベルのパフォーマンスを見せつけ、ファンは会場を埋め尽くし、日本のバスケが盛り上がっていることをアピールしたい。そのためにも会場へ行くことが第一である。
どうしてもテレビ放送は、筆者みたいなぐうたらな人間にありがたい存在と思いがちだが、それでは全くチームのため、日本のバスケ界のためにはならない。テレビを見た新たなるファンが会場へと足を運び、賑わっているところにスポンサーが集まり、それぞれがお金を落とす。テレビとしても良いコンテンツとして放映権料の話にもつながるかもしれない。寒い季節ではあるが、それぞれのホームゲームを暖めることが大事だ。
すでにテレビ放送もあり、会場を賑わせているチームの方々にとっては、何を今さら......という話であり、井の中の蛙であることを露呈しているに過ぎない話でした。
text by IZUMI
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