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アンサーコラム

アイ アム フリークショー

多くのファンが求めておらず意味のないコラムであり、このサイト自体がフリークショーにも関わらず、JBLvsbjの一戦を書いたコラムが多くの方にご覧いただいたようでとても感謝しています。
久しぶりに跳ね上がったアクセス数とこれまでとは桁が違うソーシャルボタンの数値(とはいえどちらも大した数ではないですが...)。様々なご意見を見聞きする中で多かったのは「集客が少なかったのは平日開催だったので仕方無い」と「テレビ放送はアイシンvs青山学院大学ではなくレバンガvsジェッツにして欲しかった」です。

今回あえて「フリークショー」というバスケ界では耳馴染み無い、ちょっとショッキングなタイトルをつけたかと言いますと、2月に日本に上陸する総合格闘技「UFC」の会長の言葉が残っていたからです。マッチメイクによって集客が大きく左右する1対1の格闘技では「観客が求めていない対戦カードほど意味のないものはない」という意味を込めてフリークショーがよく使われます。
リーグ戦やトーナメントではマッチメイクを操作することはできませんが、バスケファンの誰しもが望んでいたであろう垣根を越えたJBLvsbjチームの真剣勝負がたったの1000人程度の集客しか得られませんでした。結局は誰も望んでいなかったのではないかという残念な思いを込めたフリークショーだったわけです。
ただ、このようなサイトでもアクセス数が伸びたことを考えると、やはりその関心度は高かったはずなんです。しかし、集客にはつながらなかったのは、そもそもバスケを観戦したいと思う絶対数が少ないのでは無いかとも考えられます。

平日だから...という言い訳はもう通用しない

「平日開催だから」という言い訳は、昨年の東日本大震災以降、日本におけるスポーツイベントでは通用しなくなりました。節電の影響を受けたプロ野球は、平日昼間開催を余儀なくされましたが、それでも1万人以上を集めるスタジアムが多くあり、その底力をまざまざと見せつけられました。また、クリスマスでも平日でも、高校バスケ「ウインターカップ」には多くの観客が集まりました。平日だから、バスケだから、という言い訳は通用せず、単にコンテンツとして魅力が無かったと言わざるを得ない結果となりました。
この少ない集客に対し、前日の女子準々決勝やbjリーグのレギュラーシーズンと比較する声もありましたが、それはとてもナンセンス。バスケの競争相手はプロ野球やJリーグなど他のスポーツはもちろん、スポーツ以外でも映画やアーティストのライブ、東京ディズニーランドのような様々な娯楽であり、同じバスケ界と比べても意味は無く、単なるどんぐりの背比べで終わってしまいます。大きな括りとして「スポーツを観る」という行為に対しても相乗的に向上していく必要があり、インドアスポーツはバスケットが先頭を引っ張るくらいの度量が欲しいところです。

来年のテレビ放送はあるのだろうか?

もうひとつ、テレビ放送のことも上げられました。テレビというのは人気あるカードにしか触手を伸ばしません。JBLvs大学生、JBLvsbjを天秤にかけた時に、大学生を選んだと考えるのが妥当でしょう。逆に運営側として考えれば、熱狂的なブースターがいるbjリーグなわけですから、集客面ではキラーコンテンツであり、あえてテレビ放送をさせずに有料観客を集める方にJBLvsbjの一戦を賭けたと考えるのも自然ですし、そこまで考えて欲しかったです。
同時期に東京体育館で行われていた「春高バレー」は都心を走る電車の中吊り広告やモニタでバンバン宣伝されていました。2つのリーグがあり混沌としている状況は、これまで何度も新聞で取り上げられておりスポーツファンの脳裏にはインプットされているはずです。ならば、「ついにJBLvsbjが実現する(かも!?)」とPRしても良かったでしょう。3回戦まで勝ち上がる力があるかどうかが測れなかったというのであれば、最初から凝り固まった規則ではなく、bjリーグチームはオンザコート3(2Qのみオンザコート2)のいつものルールで参加させるべきでした。いつもの体制で試合に臨ませることが一番公平なことであり、日本バスケ界にとっても強化につながるはずです。

今年はNHK BS1にて3回戦から生放送されました。視聴率に反映されないBS放送ですが、そこは見栄えということも含めてもっともっと観客席を埋めなければ来年の放送は無くなる恐れも十分考えられます。テレビ観戦していたら、空席のアリーナ席をカメラが舐めるように映し出すショッキングな映像が流れました。当てつけだったのかもしれませんね。笑

まずは何より、会場を埋めよう!

今後の集客という面では、今週末15日には2006年の世界選手権以来となるさいたまスーパーアリーナでバスケイベントが行われます。どのようなレイアウトで行われるのかは行ってみてのお楽しみですが、普通であれば2万人が集客できるビッグアリーナ。当時の埼玉県知事であり、日本バスケットボール協会 会長に就任された土屋氏...いろいろあってすぐに辞退を余儀なくされましたが、さいたまスーパーアリーナはバスケットのために建設されたと言っても過言ではありません。再びバスケットの手に戻すためにも、bjリーグオールスターの集客には関心を持って欲しいですし、ぜひ会場に足を運んで欲しいところです。もちろんそのためには、さいたまスーパーアリーナのスケールに見合うだけのイベントになるかが一番重要です。

そして、オールジャパン2012を制したトヨタアルバルク。JBL首位であり、オールジャパン優勝チームの後半戦は1月20日(金)・21(土)の代々木第二体育館で開催されるホームゲームより再開します。NHK Eテレで生放送され、地上波主力ニュースでも取り上げられたトヨタアルバルクの集客が伸びることを願っています。

2013年、男子は新リーグが発足します。女子はロンドンオリンピックへ向けて、それぞれ既存のリーグから切磋琢磨しなければなりません。それを後押しするのはメディアではなく、まずは集客です。いくらテレビで放映されていても、オールジャパン時のような開店休業状態の集客では選手のモチベーションにつながらず、そんな寒そうなところにわざわざ行く気も起きないです。
2012年はどのチームも、1試合でも良いからフルハウス(満員)にしてもらいたいです。自分たちのホームを満杯にすることで、次につながるものが見えて来るはずです。それが2013年新リーグのイニチアシブを取る最善の行為かもしれませんし、オリンピックにつながる原動力になるかもしれません。
テレビが取り上げたから観客が集まるわけではなく、盛り上がっているところにメディアが集まって来るのです。まずはファンやブースターが手を取り合って、会場を埋めましょう。そのために選手たち自身も、ぜひアクションを起こして欲しいですね。全てはキミたちのためでもあるわけですから。

text by IZUMI





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