ようやく悲願であった垣根を越えた交流戦が実現した──
2004年8月、新潟アルビレックス(現新潟アルビレックスBB)とさいたまブロンコス(現埼玉ブロンコス)が一向にプロ化が進まないJBLに業を煮やして脱退を表明。そして翌年、bjリーグがスタートし、バスケ後進国にも関わらず、交流することない2つのリーグができた。
2012年1月4日、歴史的な一戦が終わった。
[JBL]レバンガ北海道|20|19|28|30|97
[bjリーグ]千葉ジェッツ|13|10|13|23|59
結果だけ見ればJBLの圧勝となるが、実際にその試合を目の当たりにした感想は、バスケの質は大差ない。これはJBLとbjリーグだけでなく、クラブチームや学生を含めて見ていても同じことが言える。ほんのちょっと体格的に優れているチームがリバウンドを多く獲ることができ、結果がついてきている。ただそれだけなので、前半は競った試合が多く見られている。後半は体格差から未知の疲労が重なり失速している。
もしもオールジャパンがリーグ戦であり、敗れてもその経験をすぐさま生かすことができれば解消できるはずだ。これは外国人のオンザコート数にも言えることで、チームとして対策できれば結果は違うものになるだろう。
しかし、1年に1度限りの垣根を越えたオールジャパンであり、一発勝負のトーナメント。賞金1億円ならばここに全てを賭けても良いだろうが、そういう話もない。総じてやってることはどのリーグやカテゴリーも遜色はなく、逆にそんなバスケで強化はもちろんだが、集客につなげるという面でも良いのか?という危機感さえ覚えてしまった。
JBLvsbjリーグの初の公式戦は日本のバスケファンにとって関心度は高く、歴史的な一戦と思われていた。しかしフタを開けてみれば、たった3千人しか入らない代々木第二体育館は全く埋まる気配は無いまま終了。試合前の待機列も長くはなく、代々木第二体育館で初めて東京アパッチが試合をした時の方が断然長かった。あの時は岸体育館を横目に「協会の連中に見えているかな」と言う話をしながら並んでいたものだ。バスケに関心が無い方々にとっても、2つのリーグが相まみえるこの試合は誰もが求めるカードであり、今後も語り継がれていくであろう世紀の一戦だと思ったが、単なるフリークショー(多くのファンが求めていない意味のない試合)で終わった。
歴史的な一戦を戦い終えた当事者である選手たちはブログやツイッターでその感想を綴っている。
(順不同)
あの場を共有した選手やファンにとっては、間違いなく歴史的な試合であった。
しかし、興行として「WANT」していたはずの交流戦は、多くの方にとってはどうでも良い話だったという悪しき実績になってしまった。同時間に代々木第一体育館ではアイシンvs青山学院という屈指の好カードが行われていた。なぜ同じ時間に...と嘆いたが、あえてこの2つを天秤にかけてファンのニーズをマーケティングしていたのであれば、新リーグ準備室はなかなかの策士である。しかし、JBLvs学生対決を凌駕できない集客という結果は非常に痛い。
この一戦で歴史は動いた。
日本にとってはバスケは「NEED」なのか?
「LOVE」されるバスケ環境整備に本気で頭を悩ます必要がある。
text by IZUMI
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