バスケットボール日本代表のニックネームが一般公募により「隼(ハヤブサ)ジャパン」に決まった。きっと「翼」がテーマとなった新ユニフォームからインスパイアされた人も多かったのだろうとも考えられる。
今一番旬なニックネームは世界一となった女子サッカー日本代表の「なでしこ」。他のスポーツも○○ジャパンなどというニックネームを設けるも、さほど浸透していないこともあり、今さら感のあるニックネームを付けることに対し、これまでは完全否定派だった。しかし、いざ決まってしまえばこの名前を使い、さらなるバスケ日本代表の知名度アップをしなければいけない。そう思い、あえて「隼ジャパン」とつぶやき続けたら、だいぶしっくりと来るようになった。
隼ジャパンが発表されたのは7月25日未明。ちょうど同じ頃、地球の裏側チリからU-19女子世界選手権でイタリアを破り3連勝と快進撃を続ける、U-19女子「隼ジャパン」からの吉報が届いた。
昨年はU-18アジア予選時に活躍し、U-17女子世界選手権で世界5位となった長岡萌映子(札幌山の手高)ら現在の高校3年生は、ちょうどインターハイ時期と重なり選出されず。逆にこれまでひとつ年下の後輩に代表の座を奪われ続けて来た先輩たちが最高の舞台で開花し、目標としていた決勝トーナメント進出を決めた。
強さとニックネームの浸透度は比例する。彼女たちの活躍から隼ジャパンを用い、浸透させるべきだ。準々決勝は現地7月29日(金)16時半(日本時間7月30日朝5時半)より、オーストラリアと対戦する。ガンバレ、隼ジャパン!
世界で活躍する女子日本代表、そのトップとなるフル代表は、ロンドンオリンピック予選となるアジア選手権が控えている。出場メンバー12名が決まり、昨年の世界選手権での得点王・大神雄子、アシスト王・吉田亜沙美(ともにJX)、Wリーグ得点王・髙田真希(デンソー)、ルーキーながらMVPを獲得した渡嘉敷来夢(JX)と、各ポジションでの才能溢れる選手が揃った。さらにアンダーカテゴリーでの活躍が評価され、今春から代表候補に選ばれていた長岡萌映子が最終メンバーに残り、大抜擢された。
女子隼ジャパンは、明日7月30日(土)14時より代々木第二体育館にて公開練習とオリンピック予選へ向けた壮行会が開かれる。しかも入場無料!
日本代表の練習もさることながら、これまで行われてきたメディア公開練習時の報道陣の多さに驚かされている。オリンピックに近い存在として期待は高い。テレビカメラの多さも一見の価値あり。
ロンドンオリンピック予選は8月21日(日)から長崎県大村市のシーハットおおむらで開催される。その前に来週8月4日(木)から長崎市→大村市→福岡市でカナダ代表と対戦する国際親善試合も行われるので、隼ジャパンの戦いをホーム日本でしっかり応援し、2004年アテネオリンピック以来2大会振りとなるオリンピック出場へ向け、盛り上げよう!
さて、隼ジャパンのニックネームは男女兼用であり、もちろん男子日本代表にも用いられる。
正直言って、女子に比べると、オリンピック出場への望みは薄い。女子同様にロンドンオリンピック予選(9月/中国)で1位になればオリンピック出場権が獲得できる。もし優勝を逃しても3位内に入れば、オリンピック世界最終予選に進む権利が得られる。
なかなかアジアから出られない男子隼ジャパンにとって、是が非でも3位以内に入りアジアの壁を突き破って欲しいと願う。世界大会出場となれば、2006年に日本で開催された世バスぶりであり、自力出場となると1998年にアテネで行われた世界選手権以来、実に13年ぶりとなる。何とか世界の舞台に立ってもらいたいと願っているし、その力はあるはずだ。
なでしこジャパンを率いた佐々木監督は、「北京オリンピックではベスト4を目標にし、4位にしかなれなかった。今回は優勝を目指してきた」と言ったように、やはり目標は高く設定しないといけない。
女子隼ジャパンのメンバーは「アジアのテッペンに立ってオリンピックに行く」ことしか考えていない。8月に中国で開催される男子ユニバーシアード隼ジャパンも、現役時代と変わらず"熱い男"である陸川 章ヘッドコーチに魔法をかけられているかのように選手たちは皆、「世界一」と口を揃える。
日本人にとって身長差は最初から分かりきったビハインドである。気持ちでは負けない姿勢が大事であり、日本にとって最大の武器になる。
ハヤブサのイメージと言えば......プロレスラーの方が先に頭に浮かぶ。簡単にハヤブサを調べてみると絶滅する恐れある希少野生動植物種に指定されている......。もうひとつあった。「速い翼」を縮めてハヤブサとなった、という名前の由来の方がバスケらしい。
今年の男子隼ジャパンは42名を3つのグループに分けながら、最終メンバー12名に残るためのチーム内の争いを繰り広げている。当初はグループ1に選ばれたメンバーのみ、「翼」をテーマにした新ユニフォームが配られた。その後、先に行われた東アジア選手権や国際親善試合でも、グループ2から新ユニフォームを勝ち取った選手もいる。新ユニフォームを手にした選手は思わず「やっと翼を手に入れることができた」と、喜んでいた。
速い翼を持った隼ジャパンは日本バスケの持ち味であるスピードと、獲物を捕らえる隼の如く正確なプレイで、身の丈デカい海外チームを負かすこともできる。
名前で勝てるわけではない、人気を博すわけでもない。全ては中身である。
隼ジャパンの知名度が上がった時、自ずと日本代表の実力も上がったことになる。
間違っても絶滅しないよう、隼ジャパンとしてさらなる繁栄に期待したい。
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