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新戦力がおもしろい

勢いあるルーキー

8/20、21の2日間、JBLが所属全8チームを一堂に介して行われた「コジマJBLサマーキャンプ 2010 in 那須」。2008年にも非公開で開催されたが、今年は栃木・県立県北体育館にてファンを多数集めての公開キャンプとなった。
開幕を目指してようやくピッチを上げ始めたとはいえ、オフシーズン中、ひさしぶりの実戦。シーズン中とはほど遠いような大味な試合展開を予想していたが、意外や意外、なかなかの好ゲームを見せてくれた。その要因として、ルーキーの活躍がある。
アメリカのカレッジで活躍した伊藤 大司(ポートランド大学)はトヨタアルバルクのコートリーダーとしてすでに威力を発揮。アイシンの古川 孝敏(東海大学)は試合後「緊張していた」というが、見ている側としてはウソだ!と言いたくなるくらいアグレッシブにゴールを狙い、そして決める。
さらにパナソニックの渡邉 裕規(青山学院大学)。今年のオールジャパンでもトヨタアルバルク戦で36得点を決め、観客はもちろん、関係者の目も釘付けにしていた。サマーキャンプの2試合も先発出場し、2桁得点を挙げ勝利に貢献。
伊藤もそうだが、PGとして先輩たちに臆することなく流れが悪くなれば、率先して選手を集め指示を出す。すでにベテランの風格さえ感じさせられた。
五十嵐 圭(トヨタアルバルク→三菱電機)、柏倉 秀徳(三菱電機→レラカムイ)、松井 啓十郎(レラカムイ→日立)といった実績や期待される選手が移籍し、さらに日本代表がアジアで結果を出しつつあることも良い刺激となり、JBLは一皮むけそうな予感がする。

新卒NCAA選手が加入

bjリーグもレベルが高くなりそうだ。bjリーグの主戦力は外国人選手。これまでの経歴はマイナーリーグか元NBA選手と言ってもロートル。しかし今シーズンの契約動向を見ていると、これまでとは違う経歴の持ち主が多い。
分かりやすいのが元NBA選手。東京はシアトルやオクラホマシティでプレイしたロバート・スウィフト(216cm/C)を獲得。東京を指揮するのもNBA経験を持つボブ・ヒルHC。埼玉も指揮官にボブ・ナッシュHCを迎え、司令塔としてケニー・サターフィールド(PG、188cm)なるNBA経験者を揃えた。
そのNBA傘下の育成リーグ「Dリーグ」からマイケル・フェイ(PF/C、213cm→京都)、キブエ・トリム(PF/C、208cm→京都)、ジャスティン・ボーウェン(F/200cm→浜松)、バイロン・イートン(PG/180cm→東京)らが新加入。
一番期待したいのはNCAAトーナメントに出場した卒業したばかりの選手たち。
大分はウエリントン・スミス(ウェストバージニア大学、F、201cm)、デミアン・ジョンソン(ミネソタ大学、F、201cm)の2人、新潟にはNCAAトーナメント準優勝したバトラー大学からウィリー・ヴィーズリー(SG/SF、190cm)を獲得。いずれもスターターとしてチームに貢献した選手たち。bjリーグにどうフィットし、その才能を生かしてくれるのかが楽しみである。そこに割って入る日本人選手の活躍にこそ、大きな期待を抱きたい。

来夢参戦により次世代へ

WJBLはなんと言っても渡嘉敷来夢(JXサンフラワーズ)だ。191cm。日本人としては規格外なサイズながらも、機動力ある身体能力を併せ持つ。高校時代から日本代表候補に選ばれており、メディアにも登場する機会が多い渡嘉敷は説明不要だろう。恵まれた体格ゆえに、それを支える体幹を作るべく体力アップが必要ではあるが、WJBLでどれだけできるのか、温かく見守りたい。
日本代表として活躍する吉田亜沙美や藤吉佐緒里らと同学年であり、大学へ進んだ選手たちも今年、WJBLに加入した。世界9位となったユニバーシアードメンバーの藤井美紀(白鴎大)、小池真理子(鹿屋体育大)は揃ってトヨタへ。インカレチャンピオン筑波大出身の大鷹 さおりはアイシンAW、中川 明子は富士通へと進み、即戦力として期待大。
女子の場合、現在進行形で高校生世代からトップまで全カテゴリーの日本代表が世界への扉を開けている。その反面、すでにJALが今シーズン限りで廃部を発表。WJBLとして才能溢れる逸材たちをさらに伸ばすためにも新たなるリーグの在り方を示す時期に来ている。

日本国内各リーグは、JBLは9/17、WJBLは10/8、bjリーグは10/16よりそれぞれ新シーズンが開幕。何かが変わる、そんな気がする。





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