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ありがとう&おめでとう!U-17女子日本代表

世界5位の快挙

7/25、墨田区で行われた男子国際親善試合第2戦で男子日本代表がレバノン代表に勝利した夜、フランスでは『国際真剣試合』が繰り広げられていた。U-17女子世界選手権5位決定戦。女子日本代表はロシア代表を大逆転の末に勝利し、世界5位でこの大会を終えた。
世界5位という記録は1976年モントリオールオリンピック以来となり、それ以降は決勝トーナメントに進むも勝てず、予選ラウンドで敗れることもしばしばという戦いが長く続いていた。
勝てば世紀を超えた34年振りの快挙ということを知っていたかどうかは定かではないが、それ以前にコートに立つ選手たちは満身創痍。予選ラウンドから8試合目。1日の中休みが2回あっただけの連戦続き。さらに体格差ある相手とのフィジカルコンタクトで体力が消耗されることは容易に想像できる。
15点ビハインドで前半を終えた直後のハーフタイム。林HCは「これで終わりか?」と発破をかけた。心を鬼にして発した言葉に奮起した選手たちは、ロシアとの点差をジリジリと詰める。その諦めない姿勢が観客たちの心を捉え、ホームのような状況を生む。「ジャポン」コールの中、見事に逆転勝利を収め、世界5位という快挙を成し遂げた。

FIBAランク2位、3位を撃破

予選ラウンド等の他国の試合経過を見ていても、アメリカの強さはズバ抜けていたが、それ以外はやってみないと分からない僅差な感じがした。
ロシア戦の前に行われた5-8位決定戦はFIBAランキング3位の強豪国・オーストラリアと対戦。しかし、オーストラリアは前日の準々決勝でフランスに10点差で敗れており、同国に予選ラウンドで3点差で敗れた日本にも付け入る隙があるのではないかと感じていた。結果は95-92で勝利。3Pを7本中6本決め、21得点を挙げ勝利に貢献した根岸 夢選手(東京成徳大学高)は1本目の3Pを決め「今日は行けるな」と思ったと言う。
続く最終戦はFIBAランキング2位、さらに予選ラウンド初戦で25点差で敗れたロシアとの再戦。ロシア戦敗戦後の長岡萌映子選手(札幌山の手高)は、「勝てる試合だった」という強気なコメントが期待を膨らませていた。結果は先に挙げた通り、逆転勝ち。
彼女たちは他国と比べても平均身長で一番低く、さらにトルコ以外の対戦相手には必ず190cm代の選手がいる中、戦い抜いた。そして何よりも、選手たちの強気なコメントは、応援している我々にとってはこの上なく頼もしく、世界5位は必然であり、選手たちにとっては物足りない結果だったのかもしれない。

感動をありがとう

「選手たちは本当に良くやってくれた」と林ヘッドコーチは選手たちを労った。応援した我々も「感動をありがとう」と声を出して言いたい。世界5位、しかも記念すべき第1回大会での入賞。この結果は日本バスケ界にとって、この上ない明るいトピックスである。できることならば、翌朝の新聞で大きく扱って欲しかった。
今年は世界5位に終わった。今回のメンバーのうち4人は、6月に行われたU-18FIBAアジア選手権でも主力メンバーとして戦い、世界への切符を掴んでいる。今回得た経験を再び生かすチャンスが来年に待ち受けているのは非常に大きい。U-18日本代表には選出されたなかったが、今大会で得点2位、リバウンド4位の宮澤夕貴選手(金沢総合高)も確実に選ばれてくるだろう。
さらに日本代表は9月末にはチェコで行われる世界選手権に出場する。2004年アテネオリンピック以来の世界の舞台となる。日本代表の中川HCは「良い刺激になった」と言い、下の世代からも切磋琢磨する環境が整っている女子日本代表。

世界に近い女子

フランスでの激闘を終え、帰国するや否やすぐさま飛行機を乗り継ぎ、沖縄へ渡った選手たち。休むまもなく戦い抜いたインターハイは、長岡選手が毎試合30点前後の得点を挙げる活躍もあり、札幌山の手高が初の日本一に輝いた。
まるでプロ選手のようなハードスケジュール。こんなにも短期間の間に世界各地を飛び回り、国内外で試合を経験している日本人選手はなかなかいない。
女子は世界に近い存在である。
中川HCは、「(長岡選手を)日本代表の練習に呼んでみたい」と、某紙にコメントしていた。女子は世代を超えて刺激し合い、その結果を世界という舞台で試すことができる。
現在、女子日本代表の平均年齢は25歳。17歳から25歳+αがひしめき合って切磋琢磨する環境。向こう10年は、世界大会でどこまで成績を上げられるかが目標になってくるはずだ。もちろんアジアでの戦いも楽観視はできないが...。
すでに将来が楽しみでしかたない。





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