日本代表
ともに戦いたい男たち

昨晩、日本代表12名が発表された。これまでの活躍を見ても、そして将来を見据えても、まぁ良いメンバーであるというのがファーストインプレッション。
最後に招集された正中岳城、松井啓十郎はジョーンズカップ、その後のドイツ遠征でも良く名前が挙がり、活躍したと見て取れる。

正中岳城......。
2年前のFIBAアジア選手権では、幻の日本代表として、かの地にいた。田臥勇太がアメリカ挑戦のため日本代表を離脱し、その後のジョーンズカップで石崎 巧が骨折。柏木真介、五十嵐 圭の二人だけとなり、手薄となったPGを補強するため、急きょリザーブとして正中に白羽の矢が立った。

しかし、その正中のエントリーは一応済んでいたにも関わらず、開催地である中国・天津に到着してエントリー無効が発覚。その後もチームはエントリーに間に合っていたことを主張し、大会側に認めさせる努力が毎日のように続けられた。正中もまた、黙々と来るべき出番に備えてチーム練習に混じり、日々汗を流した。しかし、その努力が報いる舞台は結局訪れなかった。
幻の日本代表で終わった正中、直前にケガでチームを離れた石崎。2年の月日を経て、この2人がアジアとの真剣勝負にまた戻って来た。悔しさを知る男たち、大いに期待したい。

これまでの日本代表は、一通り平均点をクリアする選手が多かったが、今回のハヤブサジャパンは一芸に秀でた職人も多い。
アメリカでバスケを身につけた松井啓十郎は、やはり対外国人との相性は良いようで、3Pシュートを武器に確実にスタッツを残している。広瀬健太も国際経験を積み、小さいながらもアタックする術を身につけて成長を遂げた。太田敦也のオフェンスにはちっとも期待できないが(笑)、bjリーグで養った外国人に対しても臆することなく体を張るディフェンスは日本の新しい武器となる。

もちろん不安要素もいっぱいある。
気持ちをコントロールできないチームの柱たちがまさに不安なのだ。
PG柏木真介、ポイントゲッター川村卓也、竹内兄弟。この4人は技術も、経験も、全てにおいて全く問題無い。しかし、メンタルの部分で自ら崩壊する"メガンテ"(ドラクエより...笑)を備えている要注意人物。
柏木は、ボールが思うように回らなくなると指揮系統が欠落し、独り相撲になる。川村は少しでも痛いところがあるとコートを自ら去ったのは国際親善試合でも実証済み。気持ちが乗らないとゴール下で勝負しない宝の持ち腐れツインズ。
期待とは裏腹なコート内でのプレイが辛く、哀しくさせられた。もちろん、これらの行為は過去形で片付ける。彼らもまた、2年前の悔しさを知る男たち。川村に至っては、海外挑戦のため辞退した責任がある。この4人の気持ちの面での足並みが揃えば、ハヤブサジャパンの躍進は間違いない!

コート内外で日本を支えるのは、竹田 謙、網野友雄のベテラン二人である。地味ではあるがユーティリティプレイヤーであり、泥臭い仕事をしっかりこなす屋台骨。チームをまとめ上げる存在としても、大きな期待を注ぐ。

そしてもう一人。所属チームの状況が不安定のまま招集され、日本代表ではケガ等で欠けた穴を1番〜3番まで埋めていた桜井良太は、まだまだ本来の力を発揮できずにいる。レバンガ北海道としてチームは新たなる船出をしたことでメンタル面も落ち着いたことだろう。今こそ真価を発揮する時。北海道ファンのためにも得点の鬼となれっ!

全てにおいて不安と不満を抱くのがファンの心境である。しかし今は、来るべきオリンピックへ備え、その戦況を見守り、そして応援するしかない。過度な期待は禁物だが、「ともに戦いたい」、そう思える存在には成長した。
一般人を納得させるにはオリンピック出場しか術は無いが、バスケを愛する仲間たちは真摯な姿勢にも寛容に賞賛するはずだ。男を見せろっ!

ClutchTimes(泉)





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