Breakin!
ALLDAY PLAYGROUND

裏話から...

5月末とは思えないような肌寒さ。渋谷から代々木公園へ向かうと代々木第二体育館では関東大学新人戦は決勝戦(青山学院大学が優勝)を迎え、その先ではサッカー日本代表を盛り上げるべくフットサルが行われていた。フットサルを横目に左へ曲がると別なサッカーが行われ、その奥に広がるALLDAY PLAYGROUND。寒い曇天にも関わらず、すでに仮設シートは埋まり、身を寄せ合いながら試合開始を待っている。
まずは裏話を...。実は、今回のALLDAY PLAYGROUNDには日本を代表するシューターの参戦がほぼ決まっていた。しかし、別の予定が入ってしまい、あえなくキャンセルとなってしまった。「ストリートに出たことが無いし、楽しみにしてました。バスケを盛り上げるためにまた機会があったら参加したいですね」とは某選手。残念だが、今後も楽しみなALLDAY PLAYGROUND。
2年連続セレクションから選ばれたUME(DA CREW)が、3年目にしてついにSTREETBALL ALLSTARSに名を連ねたことがうれしかった。中学生の頃からFAR EAST BALLERS(以下FEB)に挑戦したり、その後も代々木HOOPで力を磨いてきたリアルストリートボーラーが3Pを武器についに頭角を現した。

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代々木で育ったUME

「(選ばれた一報を聞き)びっくりしたね。SUNDAY CREWからアイザックが抜けて、オリジナルメンバーはオレとMASAとRUSSELLくらいになっちゃった。アイザックがいなくてもやっていけるってことを証明したかった」というUMEのジャンパーから幕を開けたALLDAY PLAYGROUND 2010。ストリートからbjやNBAを夢見る若きストリートボーラーUMEがトッププロチームに牙をむいた。
直後、阿部友和(レラカムイ)が3Pを決めると今度はトッププロ選手たちがストリートチームに襲いかかる。今年のトッププロチームのビッグマンは203cm、ジェリコジャパンにも名を連ねた佐藤浩貴(滋賀)と比留木謙司(東京/198cm)のみ。対するストリートチームは身長では及ばずもWORM(UNDERDOG)やKENTARO(駒沢ロッカーズ)、ROD CANON(PROLINE)らトッププロ選手をも凌ぐ厳ついラインナップ。
ならばとトッププロチームはタイトなディフェンスから速攻を仕掛け、みるみると点差を開く。初めてのチームとは思えないような青木康平(以下COHEY/東京)→阿部→比留木とパスをつなげゴールを奪い、仲西 淳(以下J-WALK/大阪)が3Pを決め、ダンクを狙う。10分×4Qの1/4が経過し、25-12とダブルスコアでトッププロチームが幸先良いスタートを切った。

「ラクでしたね」COHEY

2Qに入るとドラマ「ブザービート」に出演した石田剛規(元トヨタアルバルク)が登場し、お姉さんたちの目はハートになり夢うつつ。阿部がシェイクをかまし、M21(UNDERDOG)を抜き去り、現実に引き戻す。
前半終了直前、前回ALLDAY MVPのMONEY(UNDERDOG)がハーフウェイラインから放ったロングシュートが決まり、ブザービーター。48-36と変わらずトッププロチームリードだが、何かを期待させる後半へ。
トッププロチームはこれまでの機動力ではなく、206cm佐藤を使い得点を重ね、56-37とリードを広げる。しかし、仮エース(勉族)の3Pが決まると、ストリートチームもディフェンスからプレッシャーをかけ、ATSUSHI(駒沢ロッカーズ)、K-TA(F'SQUAD)、SHIGEO(平塚Connections)らが速攻を展開し、3Q終わって70-60、10点差に詰め寄る。
さぁ、最終クォーター。自信漲るUMEの3Pを沈め、点差を追うストリートチームは仮エース、KENTARO、K-TA、MONEYと次々3Pを決める。
「ストリートチームはもっとアタックすると思ってました。屋外だからアウトサイドは水ものじゃないですか。なのに向こうはアウトサイドシュートばかりだったので、ラクでしたね」とはCOHEY談。水を得た魚のようにCOHEY、阿部、J-WALKが好き勝手に暴れまくり、91-84でトッププロチームが勝利。昨年のリベンジを果たした。

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MVPはJ-WALK

MVPは仲西 淳 a.k.a. J-WALK。「康平くんやダレン(牧/元大分)、JBLからも阿部くんが出場し、本当に楽しかったし刺激をもらいました。みんなの良いプレイがあったから僕のMVPにもつながりました。ストリートの連中も良いプレイをするし、今年はニューフェイスが出て来て、スゲーおもしれーし盛り上がってるなって感じてます」
敗れたストリートボーラーたちにも感想をもらった。「レベル的にもそこまで差がないということを実感できたし、これからどうやって自分たちが盛り上げて行くかってことが大事になる。bjとかJBLとかそんなことは関係なく、バスケットボールをもっと盛り上げて行きたい!」とは仮エース。
COHEYらとマッチアップしたY2(TEAM-S)は「みんなウマイッスね。仲西 淳のクロスオーバーが速ぇー。康平さんはうまい。でも、全く歯が立たないわけじゃなかったと感じた」
FEBメンバーと久しぶりにバスケしたK-TAは「やっぱ康平さんはさすがですね。まだまだ余裕があるし、どこまで引き出しがあるんだろうって思わせる。FEBの頃と変わらない独特の雰囲気を久々に感じました。JUN(岩佐 潤:京都)さんとのマッチアップは楽しかった。『もっと来いよ、せっかくオレがついてるんだから』って試合中も会話してました。こういうお客さんの前でプロとやれるってのは一人のストリートボーラーとしては感謝してます」

6年越しのALLDAY

実はALLDAYは2度目の参戦というCOHEY。開口一番、「6年越しの思いがやっと実りました」と言う。
「ALLDAYに出たいと言っていたのに、第一回目にFEBで出場した以来、いろんな絡みで出られませんでした。ようやく長年の夢が達成できました」
コーイチが選ばれたCOHEY GYMについては、「どういうスタイルで行けば良いか模索していたけど、ストリートなので個人技に重点を置いて、最後はピックアップゲームでみんな良いプレイをしてくれて楽しかったですね」
トッププロチームの仲間で気になった選手は?「阿部ちゃんとは楽しかったですね。会ったのも見たのも初めてでしたが(笑)、地元は同じ福岡なので噂には聞いてました。実際一緒にプレイしたらすごく楽しったですね」
そんな阿部が所属するレラカムイには元東京を率いたブライアントHCの就任が決まったけど...?「ジョー(ブライアントHC)が好きなタイプだし、すごくフィットすると思いますね」
FEBの連中との代々木での再開は?「久しぶりに一緒にプレイして、楽しかったですね。さっきからオレ、楽しかったしか言ってないッスね...。チームメイトにもJUN、J-WALK、ダレンとFEBや東京でのチームメイトがいたけど、久しぶりでもやっぱり合うなぁって思いました」
改めてストリートの楽しさは?「ストリートは自由で良いッスね。ガチャガチャやっても誰にも文句言われないし、あいつバカじゃねぇって絶対に言われないじゃないッスか。好き勝手やれるってのはスゴイ楽しかった」
最後に、他のbjリーガーの中からストリートの舞台に誰を出したい?「富山の水戸健史。彼はボールハンドリングではなく、スピードや一瞬の技術が高いのでオールコートだったらすごく良いプレイを魅せると思います。菅原(洋介/沖縄)はストリートでも遺憾なく力を発揮すると思うし、一緒にプレイしていて心強い選手です」

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「バスケをしたい」を認めて...

今年も男気あるトッププロ選手が集まり、余すことなく観客を魅了し、無事に終わったALLDAY PLAYGROUND。
かのマイケル・ジョーダンは現役時代に「好きな時に好きな場所でバスケする」という契約を交わしていたという。まさにALLDAY PLAYGOURNDである。
ケガ無く全うに選手生命を終えてもその後の将来に明るい光は見えない日本バスケ界。「バスケがしたい」連中がプロならば、好きな時に好きな場所でバスケをさせる権利くらいは与えて欲しい。来年はもちろん、この夏のストリートボールシーンにさらなるトッププロ選手がどう絡むのか?
まずは、6/2(水)の"TAG"か...。





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