Breakin!
ストリートボール的JBLファイナルの楽しみ方

4/10から始まった2009-2010シーズンチャンピオンを決めるJBLファイナル。「リンク栃木ブレックス(以下リンク栃木)」は多くの栃木県民を引き連れて会場を満杯にし、連日神がかり的な試合運びで二連勝を収め、創設3年目で初優勝に王手をかけた。屋根をつんざくような大歓声で、ディフェンディングチャンピオン「アイシンシーホース(以下アイシン)」は己を失っているようであり、「勝てる試合を自らのミスで落としている」とはチームを指揮する鈴木貴美一ヘッドコーチ。5戦中3戦先勝で争われるこのファイナルは何が起こるか分からない。
この2チームの名前を挙げると、ちょっとバスケを知ってる人であれば、川村卓也選手(リンク栃木)や竹内公輔選手(アイシン)の名前と顔は一致するかも知れない。バスケを知らなくても、唯一のNBA経験者である田臥勇太選手(リンク栃木)のことは知ってるだろう。
しかし、Breakin!を愛する(笑)ストリートボールファンにも、この名前を挙げれば、グーンとJBLファイナルが身近になる......はず。

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SHUHEI(LAPHROIG)

2008/4/9、SOMECITYプレリーグ第8戦。Who's Got Game?を制して、スポットライトを浴びるSOMECITY本戦への出場権利を得たのは伝説のチームと化している「LAPHROIG」。人気、実力ともに格上のレギュラーチームをバッサバッサとなぎ倒し、決勝まで駒を進めた。当時、圧倒的な強さを見せつけていたTEAM-Sはスーパーシードで決勝がこの日の初試合。逆に連戦を戦い抜いて辿り着いたLAPHROIGは疲労困憊であり、余力なく悔し涙を呑んだ。そのLAPHROIGで存在感を示していた「SHUHEI」。専修大卒業後もなかなか去就は決まらず、HITH栃木にも参戦していた。bjのドラフトで名前を呼ばれることも無かった。しかしその後、舞い込んできた王者アイシン入団発表。現在、柏木選手、佐古選手のバックアップガードとしてこのファイナルでも要所でコートに立っている#23 喜多川 修平選手はあのSHUHEIである。

BIG WEST

FEBと言えば、MIX DVD「DYNASTY」の存在が彼らの知名度を全国的に知らしめた。その一作目、まだまだチビッコが多かったFEBクルーの中で頭一つ飛び出しダンクをかます、その名も「BIG WEST」。ゲストとして沖縄ツアーに同行。ちょいと昔話を...。今は木場でバスケカフェなる酔狂な溜まり場「BALL TONGUE」を営んでいるが、その昔、代々木HOOPが立つ前、ゴロゴロとバスケゴールを毎週末代々木公園に運び入れて青空コートを開放していたS.H.U。MUЯらが提供していた青空コートでもこのBIG WESTはフラッと参加する外国人相手にダンクをかましていたことを思い出す。BIG WESTは、今、JBLディフェンディングチャンピオン、アイシンのベンチで虎視眈々と出番を待っている。BIG(大)WEST(西)は直訳通り、#13 大西 裕之選手のことだ。

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大宮 宏正

リンク栃木#8 大宮 宏正選手は、「Hoop In The Hood(以下HITH) 2008」の最終予選となったHITH栃木でBREXとの決勝の相手として立ち塞がった。当時、JBL三菱電機に所属し、地元栃木に戻りHITH栃木でBREXと対戦。昨日の敵は今日の友、その後、リンク栃木へ移籍し、ファイナル第2戦は二桁得点を挙げる大活躍。HITH5連覇という輝かしい記録を持つストリートボールのパイオニア「FAR EAST BALLERS(以下FEB)」のメンバーとしても参戦し、優勝に貢献したことがあCohey(青木康平選手/bj東京)の大学時代の後輩である大宮選手。HITHでのFEBクルーの集まりは悪く、逆に豪華な助っ人メンバーで構成されることもあった。同じくCoheyの後輩である「J」こと、波多野選手(bj埼玉)も一緒にコートに立った経緯がある。

ソルジャー

2008年こどもの日。軽々とJBLチームが乗り込むタフバトルHITH。当時、JBL2を制したばかりのBREXが参戦し、HITHの優勝もさらっていった。MVPに輝いたのは「ソルジャー」。次々と3Pを決め、プロレスラー武藤敬司選手の決めポーズをマネし相手を挑発。すでにリンク栃木入りが決まっていたソルジャーのJBLでの活躍を、ストリートボールファンも臨んでいた。オフシーズンにはアメリカで武者修行を行い、迎えた2年目となる今シーズン。自信溢れる躊躇無き3Pをズバッと決める勝負強さを遺憾なく披露。たくさんのファンが集まる栃木の会場でも「ソルジャー」と書かれたメッセージボードで人気を博す、地元・白鴎大出身の#91 片岡 大晴選手 a.k.a. ソルジャー。

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現在、JBLの優勝争いをしている2チームの中に、4人もストリートボールの舞台に立ったボーラーがいるってのは奇跡である!......それ以前にそんな見方をしている方はいないと思うが......。
ただ、「JBLって...」と思っている食わず嫌いなストリートボールファンがいるようであれば、これをひとつのきっかけとし、ストリートを経由したボーラーを僕らが育てる気持ちで温かく応援してあげることで、グンとJBLが身近になるはずである。バスケを欲張ろう!





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